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世界の果ての魔女学校 [児童書]


世界の果ての魔女学校

世界の果ての魔女学校

  • 作者: 石崎 洋司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/27
  • メディア: 単行本



青い鳥文庫の黒魔女さんが通る!!シリーズで有名な石崎洋司さんの作品。
かわいい魔女のお話か? と期待して手にとったら、かなり怖いお話。
フランスらしき架空の地。
Impass du mode(世界の果て)と書かれた腕木が立っている四辻。
腕木の示す方へ歩いて行ってしまった少女たちのお話。
道の先にあるのは「世界の果ての魔女学校」。
偶然なのかもしくは魔女の導きがあったのか…。
4人の少女たちの物語が語られる。
それぞれアンハッピーエンディング。
少女が救われるということはなく、その後もわからず物語が終わってしまう。
コンプレックスや疎外感など心の闇とちょっと違うものを排他する者たち。
少女たちの語りは重苦しい。
面白いことは面白いけど、後味が悪いので読むのがしんどかったです。


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壮快!『女の子の昔話』 [児童書]


女の子の昔話: 日本につたわる とっておきのおはなし

女の子の昔話: 日本につたわる とっておきのおはなし

  • 作者: 中脇初枝
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2012/10/03
  • メディア: 単行本



女の子向けの昔話なのかと思って手にとったら、女の子が主人公の昔話でした。
そう言えば、鉢担ぎ姫やかぐや姫などメジャーなお話もあるけどもうちょっと庶民的なお話の主人公は男の子が多いかも?
面白いことにこの本ではわらしべ長者や舌切り雀など馴染みのあるお話の男女逆バージョンが語られています。
しかも、創作ではなく、ちゃんと日本のそこかで語られていたものを再話したものだそうです。
日本の物語世界の緩やかで豊かな雰囲気を味わえるユニークな本でした。
【送料無料】女の子の昔話 [ 中脇初枝 ]

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ミュージカル版『100万回生きたねこ』2回目 [児童書]

ミュージカル版『100万回生きたねこ』2回目を1/26日ソワレで見てきました。
前回よりも数列後方でしたが、こちらのほうが全体を見やすい席で、良かったかも。
森山未來くんが驚異的な身体能力で動き回り、満島さんもダンスがキュート♪
すごくのめり込めるタイプの演目ではなかったけど、ほんわかするような心地にしてくれました。

このミュージカル(といってもどちらかというと所謂ミュージカルとは違い、演劇寄りな感じですが…)は
佐野洋子さんの絵本が元になっています。
さいしょ、海外の振付家が演出してミュージカルになると聞いたときには驚きました。
いったいどんなふうにするのか???
蓋を開けてみたら作品への尊敬の気持ちのこもった演目になっていたなーと思いました。
【送料無料】100万回生きたねこ [ 佐野洋子 ]

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昔読んだ絵本だから、細かくは覚えていないですが、
白猫が死に、とら猫が号泣し、しまいには死んでゆく、ようやく安らぎを得たとも言える展開は
なんか切なくて、泣けてくるものでした。
そんなことをつらつらと思い出しつつ観劇していました。
あのふてくされたとら猫くん、こんなにふてくされていても、よく動くなー、なんうれしくなっちゃいました。
そして、最後の方。前回は展開があっさりしているなーと思いましたが、
今回は白猫に対するとら猫の仕草がよく見て取れ、
ほんわり、じんわりとしました。
「また繰り返す」の旋律がなかなか頭を離れていきません。


100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

  • 作者: 佐野 洋子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1977/10/19
  • メディア: 単行本



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弓道一直線のYA『たまごを持つように』 [児童書]


たまごを持つように

たまごを持つように

  • 作者: まはら 三桃
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本


弓道一直線の女子中学生のお話。
「たまごを持つように」とは弓を持つ手に力を入れすぎないように、という注意の言葉。「握卵」と言うらしい。
何事にも不器用な伊吹早弥は弓道の腕も遅々として上達しない。
同学年の松原美良は天才肌。同時期に始めたにもかかわらず、あっという間に上達。
弓道一家の中で育った先輩の柏木由佳、同学年の男子石田春フィリップアンダーソンたちの中で一人置いてけぼり感を持ちつつ地道に努力する早弥。
ひたすらあづちに向う少年少女たちを爽やかに描いた作品。
もちろん恋や友人との葛藤なんかもあってスポーツ要素以外にも楽しめました。
ただ、一番興味深かったのは、弓道の要素。
全く縁がない世界の話だけど、なんか憧れる部分もあったので練習のシーンも試合のシーンもエキサイティングでした。
全体的には弓道以外の要素、かぞくやら、クラスの友人関係何かがほとんど出てこなくて、何かあっさりしているところがちょっと物足りなくもありました。
この作者の最新作は鷹匠の話らしいので、そちらも読みたい!


鷹のように帆をあげて

鷹のように帆をあげて

  • 作者: まはら 三桃
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/01/24
  • メディア: 単行本



【送料無料】たまごを持つように

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『テッドがおばあちゃんを見つけた夜』 [児童書]


テッドがおばあちゃんを見つけた夜

テッドがおばあちゃんを見つけた夜

  • 作者: ペグ・ケレット
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/05/17
  • メディア: 単行本


テッドはいじめっ子の腕力を怖れて、からかわれても言い返せないタイプの少年。
ある日、街の銀行に強盗が入り、行員を撃って逃走。
夜、PTAの会合に両親が出かけたあと、餌やりを頼まれて隣家の納屋におばあちゃんを連れて入ったところ、隠れている男を発見。
テッドは男に脅されて、誘拐されてしまう。
納屋に残したおばあちゃんはアルツハイマーだが、両親が帰ってくれば、二人がいないことを怪しんだ両親がおばあちゃんはを見つけ、地面に残したテッドのメモに気づいてくれる…。
銀行強盗らしき誘拐犯の男の「復讐」とは?
テッドは無事に逃げられるのか?
そして、おばあちゃんは?

テッドの運命にハラハラ、そして少年のおばあちゃんへの思い、友人関係の悩みなど短い本のなかにうまくまとめてありました。

そうそう、他の本を読んでいる時書いてあったことなんですが、日本のイジメは暴力もあるけど、無視が特徴だという。
確かにこの本でも主人公はからかいや暴力に晒されるイジメを受けていた。
こういう文化の違いを知ることも、海外の本を読む価値のひとつだなーと、思いました。

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青年と戦争『兵士ピースフル』 [児童書]


兵士ピースフル

兵士ピースフル

  • 作者: マイケル モーパーゴ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本


第一次世界大戦。
一人のイギリスの若者が西部戦線で夜明けを迎えようとしていた。
若者トモ・ピースフルは子どもの頃目の前で父親を失う。
倒木からトモを救おうとした父親は木の下敷きになり死亡。
母親と一番上の兄ジョー、次の兄チャーリーとトモ、4人の前には厳しい暮らしが待ち受けていたが…。

タイトルからして、何かを感じさせる。
で、話はいきなり西部戦線の絶望的な状況に置かれた若者からはじまり、その若者「トモ」の子ども時代、それも苦難の連続。
そんな感じなので暗いかも。
でも、猩紅熱で障害が残ったけれど、純粋な心のまま成長しているジョーと賢くて強い兄、愛情深い母、やさしいクラスメイトのモリーなど困難な状況が極まっても支え合う家族と友人がいて絶望に溺れてしまわないところがいい。
当時の雇い人の置かれた状況、イギリスの田舎の保守的な風土の中生きる少年たちの様子が生き生きと描かれています。

とはいえ、この本のテーマはそこではないようです。
そんな、ごく普通の青年が次々に招集され殺されていく戦争。
その無情さと愚かさ。
軍隊というヒエラルキーの中で道理が通じず、検証もされずに名誉と命を失っていった人々。
あまりにも悲しくて、やるせない物語でもあります。
でもね、自分の正義を貫いて、頑ななまでにまっすぐなのはいいけど、残された家族のためにはどうにかして生き残ってほしかったのですが……
【送料無料】兵士ピースフル

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アフリカと少年の夢『よみがえれ白いライオン』 [児童書]


よみがえれ白いライオン (児童図書館・文学の部屋)

よみがえれ白いライオン (児童図書館・文学の部屋)

  • 作者: マイケル モーパーゴ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本


舞台はイギリス。
ひとりの少年が寄宿学校から抜け出すところから始まる。
学校でのいじめにたえかねて雨の中脱走した少年が足を踏み入れたお屋敷で、一人の老婆と出会い、老婆から〈彼女がまだ少女だった頃出会った、学校から脱走してきた少年と白いライオンの話〉を聞かされる。
その少年は以前はアフリカに住んでいて、そこで母ライオンを失った白い子ライオンを拾う。近くに友だちのいない環境で病弱の母と家庭を顧みない父との暮らし。その寂しさを白いライオンと兄弟のようにして育つことで埋めていく。
ところが成長してきたライオンを飼い続けるわけにはいかず、人に慣れているライオンを欲しがるサーカスのオーナーに売られてしまう。
少年はイギリスの寄宿学校へ行くためにアフリカを旅立つ。
いつか白いライオンに会いにいくと心に誓って…。

まあ、ちょっと夢物語のような所もあるのですが、老婆の話す少年と白いライオンの運命の物語にぐんぐん引き込まれていきます。
ただ一心に少年を慕った白いライオンとライオンとの友情を強く持ち続けた少年。そしてイギリスの少女。
彼らの健気な姿がたまりません。

さすがは、モーパーゴの出世作!
夢物語ぽくても、切ない余韻の残る作品でした。

【送料無料】よみがえれ白いライオン

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木との対話でみえてくるもの『木の声が聞こえますか』 [児童書]


木の声が聞こえますか (イワサキ・ノンフィクション 17) (ノンフィクション・生きるチカラ)

木の声が聞こえますか (イワサキ・ノンフィクション 17) (ノンフィクション・生きるチカラ)

  • 作者: 池田 まき子
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2010/04/17
  • メディア: 単行本



日本初の女性樹木医の塚本こなみさんの物語。
あしかがフラワーパークの園長でもある塚本さんは、子供の頃から園芸家を目指していたわけではなく、造園業の旦那さんを手伝おうとして勉強しはじめたそうです。
造園系の資格をとり、とうとう樹木医の資格を取ろうしたのはお子さんが高校受験を終えてから。
樹木医になるまでの経緯もユニークですが、何よりも感銘を受けたのは、木と対話しながら仕事をする姿。
それは人間が木を守る、手助けするというスタンスではありません。
人間が何でも手を出して、コントロールしていくなんておこがましいと気づき、ひたすら木の声を聞き、木の生命力を信じて仕事をするのです。
現在あしかがフラワーパークにある600畳敷という大藤の移植の顛末は圧巻です。
そして、人、木という仕事相手があるがゆえ、ままならない事も描かれていました。
木との対話シーンは文章にしちゃうと、ちょっとわざとらしいように思えて、引きそうになりますが、でも、大切な事を教えてもらえました。

【送料無料】木の声が聞こえますか

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可愛さ全開! 新訳『赤毛のアン』 [児童書]


新訳 赤毛のアン (集英社みらい文庫)

新訳 赤毛のアン (集英社みらい文庫)

  • 作者: ルーシー・モード・モンゴメリ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: 新書


羽海野チカさんのイラストが可愛い上に、モンゴメリの翻訳も複数ある翻訳者。
強力タッグ(!?)による新訳『赤毛のアン』です。
新しい児童向けの文庫の創刊されたものの1冊だからか、力入っているな〜という感じ。
『赤毛のアン』は児童向けの本でも多数あるようですが、翻訳者も安心な方だし、イラストもかわいいとなれば、この「みらい文庫」版を選んじゃいました。
以前読んだ一般書の『ストーリーガール』とは違って、やはり児童用に優しい言葉を選んでいるようですし、アンの明るさも良く出ている感じ。

しかし、子どもの頃読んだアンのストーリーですが、大好きで何度か読み返したはずなのに、忘れているくだりも多くて自分の記憶力に愕然!!
でも、久々にアンと出会えて、嬉しいひとときでした。
続きも、このコンビででるのかしら?
でると良いのだけど…。
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無知と無垢を考えさせられた『縞模様のパジャマの少年』 [児童書]


縞模様のパジャマの少年

縞模様のパジャマの少年

  • 作者: ジョン ボイン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 単行本


ブルーノは大都会ベルリンからそこへ引っ越してきた。親友と別れ、大好きな祖父母とも分かれなければならなかった。
軍人の父親の突然の転属。9歳の少年には、訳が分からないが、遊ぶ友だちが見当たらず、陰気くさい家、不気味に並ぶ建物…、全てが嫌な感じで早くベルリンに戻りたくて仕方なかった。
退屈な日々が続いたが、ある日建物のフェンス越しに探検していると、フェンスの向こうに一人の少年が座り込んでいるのに出会う。
縞模様のパジャマを着た少年と話をはじめ。二人の間には友情が芽生えるのだが…。

縞模様 長いいく筋かの線が列のように並んだ模様。縞。縞柄。(大辞泉)
パジャマ[pajamas]
ゆったりとした上衣とズボンとからなる寝巻。(大辞泉)

って辞書の言葉をひいてみたけど、完全に逃げですね、これは。

9歳と言えばまだあまり分別もつかない年頃かもしれないけど、なんでこんな辛気くさいところにこなきゃいけないのか、家の前にあるあの建物は何なのか…。
建物には人がいっぱいいるのに、なぜ自分の家には彼らを招待しないのか、みんな同じような縞模様のパジャマを着ているけれど、工場かなにか?
ブルーノには何もわからないのです。

そして、珍しいことに軍国少年にも洗脳されていない。
12歳の姉はシュウヨウジョという言葉の意味を知っていたし、ユダヤ人への差別を知っていた。

ブルーノはただ不思議に思い、そして好奇心を抱くだけだった。
お父さんは仕事ばっかり、高慢ちきなお父さんの部下は嫌い、あっちにいる人たちはたくさんの家族と暮らしているみたいでにぎやかでいいな…なんて思っているのです。

そして探検に出た先でであった、やせ細って目がぐりっとしている少年に対しても、恐怖や差別感は抱かず、ただ不思議に思って話しかけます。
その少年シュムエルもある意味不思議な少年で、フェンスの反対にいる無知な、同い年の少年に反感も抱かず、友情を感じ始める。
お互いの境遇を理解し合っているわけではないのに、寂しさと小さな体の内に抱える空しさで二人は繋がったのでしょうか?

そして、どういう結末をつけるんだろう?
当然読んでいると、アウシュビッツだのベルゲンベルゼンなどという名前が浮かんできます。
二人の友情が明るい未来になるとは思ってはいませんでしたが…。

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