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冷たいような不思議なまなざし「クラーナハ展」 [散策]

国立西洋美術館で開催している
「クラーナハ 五〇〇年後の誘惑」を見てきました。

クラーナハって名前はそこそこ聞いた事があるけど、実際はどんな時代のどんな絵の人か、今ひとつ知りませんでした。
ポスターなどで見た「ユディト」も絵がかっこ良くて、心惹かれたので行く事にしたんです。
行ってみたらクラーナハには「父」と「子」のクラーナハがいることを知ってビックリ!

今回の展示は父クラーナハの作品が多かったみたい。
連綿と続く宗教画から、クラーナハ様式とでも言うような独自の雰囲気を確立したお父さんがやはり偉大なのかな?
宗教画の定型や同時代の他の画家の、同じテーマを扱った絵を並べてみせる事で、クラーナハ工房のクセが浮き彫りになり、面白い展示法でした。

NHKの日曜美術館をちらっと見たとき、クラーナハのヴィーナスがとっているポーズは、
ちょっとねじれたような難しいポージングで、実際のモデルさんがやるとしんどくて長時間ポーズをとっていられない、というような事を検証していたのすが、確かになんか不自然感があるポーズ
でも、それが自然でもあり美しくもあるというなが面白かったです。

このヴィーナスやポスターなどで見たユディトの作品が案外小さくて、驚きました。
テレビや写真で見た時はもっと大きな作品だと錯覚してしまったので。
書き込みが細かいから、拡大しても粗く見えないのでしょうね。
ユディトは冷めたような目も印象的だけど、波打つ赤めの長い金髪が丹念に描かれていたのが、なんか執着さえも感じるような気がしました。

木版がも多数展示されていて、日本の浮世絵とは違う線の表現が興味深いです。

なんとなく、げんなりしたのは、クラーナハの影響を受けたという現代アートです。
せっかく1500年代の絵画にひたっていたのに、ズズーっとひきもどされてしまった。
特に、ユディトから発想をえてつくられた森村氏の作品がキモくて、個人的にはこれは見たくなかったと思ってしまいました。
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クリスマスを楽しく!「くるみ割り人形」東京バレエ団 [Dance/ballet]

12月18日東京文化会館で東京バレエ団の「くるみ割り人形」を見てきました。
クララは沖香菜子さん、くるみ割り王子はゲストのダニール・シムキンさん。

このペアすっごく良い感じ。
シムキンは背が高い方ではないですが、沖さんが小さめの方で、トゥで立ってもシムキンの背を越さないくらいなので、すごくバランスがあっていました。
バレエ団全員とのバランスで見ても、そんなに背の高い人がいないので、シムキンの小ささが目立たないのでよかったです。
シムキンは自分の技巧や能力を見せつけるようにガンガン踊るのもよいのですが、
今回は抑え気味に上品に踊っていました。
雰囲気がくるみ割りの王子にぴったり。
恋に邁進するムンムンな王子とかでなく、さわやかに、かわいらしく、
夢の世界の王子を好演。
人形から王子に入れ替わったシーンなんて、ちょっと神々しいくらい。
めっちゃ素敵!
かわいらしい沖さんと外見の雰囲気もマッチしていました。

サポートも慣れている感じで安心してみられました。
ただ、回転のサポートだけはちょっと固い感じだったのが少し残念。
やっぱ、難しいんですね。

木村さんのドロッセルマイヤーも少し陽気気味で、でも怪しい感じ。
良心はよくこんな怪しいのと子どもを遊ばせたなー、を心配してしまうくらい。
母親役の奈良さんは上品で華のあるお母さんを好演。

2幕のスペイン、アラビア、中国、ロシア、フランス、花のワルツなどの踊りは、若手もたくさん起用されていて、フレッシュ。
でも安心感もあって、すごいなーと思いました。
特に良かったのは、スペインの岸本さん、ロシアの入戸野さん。
これからが楽しみ!

そしてご自慢のプロジェクションマッピングの演出も、物語をわかりやすく彩るのに成功していて、おもしろさもあったので見応えがありました。
楽しいクリスマスの雰囲気をたっぷり味わえる2時間でした。
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ディストピアの恋物語「メトロポリス」の舞台版 [Dance/ballet]

11月21日@シアターコクーン

実は、勘違いしてチケット取ってしまった演目。
昔「メトロポリス」の映画があったなー、なんかかっこ良かった気がする…、
主演も松たか子+森山未來だし、いいんじゃない?と思ったのです。
ただ、私が想像していた映画版というのが、多分「サブウェイ」というSF映画だったようで……。
後から知ったのですが映画のメトロポリスって20世紀初頭の映画だった!
あれれ……。

とはいえ、松さんと森山さんの主演は興味深いので良かったんですけど。
ただ、狂言回しの人物が渋谷ネタの漫才みたいなことをしていたのですが、
それがなんかよくわからなくて混乱しました。
あれは、何のためにあったのだろうか?

松さんは、可憐で元気な若い女性を熱演。
歌ったり踊ったりもして、ほんと舞台がくっきりする感じ。
あの存在感のすごさに、圧倒された舞台でした。
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