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『マルコム・グラッドウェル THE NEWYORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想”をいかに引き出すか』 [ビジネス書]


マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想”

マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想”

  • 作者: マルコム・グラッドウェル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 単行本


R+さんより献本して頂きました。
今回は発売先行レビューと言うことで、ゲラ! 
ちょっと大きくて持って歩けそうにないので、一瞬スキャンしてしまおうかと思いました。
けれど、我が家にはドキュメントスキャナがないのでそれは断念。
スキャンだと、パンの耳のように周辺部がついているのでそれをカットする作業も面倒だし。

内容は1996年からニューヨーカー誌に書いたグラッドウェル氏の記事の傑作選。原書は1冊だけど、どうやら3分冊化するもよう。
ゲラは第1巻「ケチャップの謎」の1~3章まで。
本当は何章まで入っているのかな? アマゾンを見たら、どうやら6章分が1巻に入っているようでした。

他我問題:「人間は、他者の心や関心をいかにして知ることができるのか」
著者が知りたいと思う心、好奇心のもと書かれた記事なんだそうです。

第1部マイナーな天才たちのレポート
第2部は経験などをどのように
理解するか、その方法
第3部は私たちが他人に対して行なう判断についての探究。
記事で“他人の頭を巡る冒険"を楽しもう‼ と言う訳で早速1部の先頭3章分を読みました。

1章は「TVショッピングの王様」
アメリカで恐ろしいくらい売れているらしい、「回転式ロティスリー」という焼肉オーブンを筆頭にユニークなキッチン用品を売っている会社ロンコ社のロン・ポピール。彼の一族がいかにして会社を興し、発展させたか、また,彼がいかにして商品を作り,販売してきたかをひもといています。
実演販売からTVショッピングへの進出という当時では新しい試みへの決断、ロティスリー開発へのリーダーシップ。かなりクセのありそうな人だけど、商売人魂は圧倒された。
何はともあれ、肉汁がたれ、表面はカリカリに焼き上がるというロティスリーの説明を読んでいると、お腹が空いてきてしょうがなかった!
狭い日本家屋では、焼肉のためだけにこの大物を買って備えるのは難しいかななんて思いながら…。

2章が本のタイトルにもなっている「ケチャップの謎」
アメリカのスーパーでマスタードの種類はかつて1つだったらしい。
しかし、それを不思議に思って別の味のマスタードを売り出し大成功した人物がいた。
それに習い、ハインツのトマトケチャップの牙城を崩すために、新しいケチャップのを展開し始めた男がいた。ジム・ヴィンゴ。
しかし、事はそう単純ではなく…。どうしてマスタードとケチャップは同じ様に展開できなかったのか?
謎解きが面白い!
これもまた、ケチャップの味が口に広がり、ハンバーガーなんかを食べたくなってしまいました。

3章は「ブローイングアップの経済学」
今では『ブラックスワン』で有名なナシーム・タレブの理論はいかにして生まれ、営まれているか?
面白いのですが、難解!
『ブラックスワン』を読んでいないせいもあるのかもしれませんが、頭が良すぎると、こんな事まで考えるのか、と思ってしまいました。
成功者と敗者の差は?
絶頂期の師のニーダーホッファーのようになりたくはない、というタレブの心理。
オプション取引のこと、オプションのみ買うというタレブの会社の動き等は正直どうしてそうなるのか理解できなかったけれど、経済の動きの根本を見据えたようなタレブに迫るレポートは面白いです。
この取材当時はまだ注目株ではあるけれど、業界の異端児的なタレブと、その会社のチームがユニーク‼

さて、ここまで読んでつくづく思ったのは、ちょっとした思いつきと執着心が、時に、分析と熟考の果ての提案を上回ってしまう…。
何か、人間のすることって計算じゃ計れないところがある。
だから、人間はおもしろいんですね、きっと。
大変な面もあるけど…。

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